2月12日(水曜日)
今朝の朝刊に隣り町の宇治田原町の神縄座(かんじょうざ)のことが載りました。
迫力の大しめ縄完成 宇治田原・糠塚地区で「神縄座」
大きなしめ縄を飾って住民の無病息災を願う伝統行事「神縄座(かんじょうざ)」が11日、京都府宇治田原町立川の糠塚地区で営まれた。近隣住民ら約80人が集まり、迫力ある大きなしめ縄を作り上げた。
■町内最大長さ7.5メートル
神縄座は、町内の数地区で行われているが、なかでも糠塚地区のしめ縄は長さ、太さとも町内最大という。同地区では、持ち回りの「当家(とうや)」が熊倉神社の宮守として取り仕切る。
当家の橋本徹さん(78)を中心に住民らが近くの自治会館で朝から作業を始めた。わらを束ねた直径約20センチの縄を三つ編みにし、シキビを編み込んで、長さ7・5メートルの巨大なしめ縄を完成させた。
しめ縄は、熊倉神社奉賛会の男性らが約400メートル離れた「神縄の森」まで担いで運び、神木にかけてまつられた。
1月に見学に行ったのは「禅定寺地区」で、立川の「糠塚地区」には行ったことが有りません。この地区は旧暦の正月に営んでいるようです。「糠塚地区のしめ縄は長さ、太さとも町内最大」と言うことなので、一見の価値はありそうなので行きました。立川はどの辺りかは知っていますが、「神縄の森」はどこか知りません。山側に入って行き、農作業をしている方に尋ねると、「あそこの木があるところです」と教えてもらいました。200メートルほど先に見えます。
車でそばまで行くと、「神縄の杜(かんじょうのもり)」の立て札があり、15メートルほど上れば大蛇のような大きな”しめ縄”が現われました。
禅定寺地区の神縄座(かんじょうざ)は、大きなムクの木に大蛇に見立てシメ縄が巻きつけていますが、ここは少し異なります。
青竹を神木にかけ、神縄座を樹木の根元に置き、ドクロを巻いたように仕立てています。
禅定寺地区のものに比べ、見事な大蛇です。
ここでは他の地区とは違い、榊の代わりにシキミを使うこと、僧侶による祈祷など、神仏習合の名残を感じさせる形態が特徴です。
都会では見ることの出来ない田舎の伝統行事は、今でも脈々と引き継がれています。