Quantcast
Channel: ゆみちゃんの365日
Viewing all articles
Browse latest Browse all 451

平岡八幡宮&モリアオガエル

$
0
0

6月20日(金曜日)
京都市右京区梅ケ畑にある「平岡八幡宮」に参拝しました。

Dscf4806

Dscf4805

Dscf4808

拝殿前に、「モリアオガエルの卵塊は本殿北東の小さな池の木にあります。六月中旬まで産卵、観察ができます。触らないようにお願いします」の張り紙が有りました。

Dscf4818

モリアオガエルの卵塊は、4年前に山城町で見たことが有ります。久しぶりに探して見ましょうか。
北東の池はどこかな?と本殿の裏側を回って見ました。小さな池が有りました。キョロキョロと辺りを見渡します。見覚えのある泡巣を発見。これや!

Dscf4811

Dscf4810

通常モリアオガエルは水面上にせり出した木の枝に産みつけるのに、これは木のマタのところです。頭上を見上げると、ここにもあそこにも樹上にできたモリアオガエルの卵塊が有りました。

Dscf4814

この泡の中には300~800個の卵があるそうです。卵は数週間かけてオタマジャクシに育った後、枝の下の池に落ちて育ちます。

Dscf4815

本日は出費ゼロで楽しむことが出来ました。モリアオガエルの卵塊なんて、ほとんどの方が見たことが無いでしょう。今週であれば間違いなく「平岡八幡宮」へ行けば見ることが出来ますよ~♪

【参  考】
繁殖期になると、まずオスが産卵場所に集まり、鳴きながらメスを待つ。メスが産卵場所にやってくるとオスが背中にしがみつき、産卵行動が始まるが、卵塊の形成が進むに連れて1匹のメスに数匹のオスが群がる場合が多い。
産卵・受精が行われると同時に粘液が分泌されるが、この粘液を集まったオスメスが足でかき回し、受精卵を含んだ白い泡の塊を作る。直径10-15 cmほどの泡の塊の中には黄白色の卵が300-800個ほど産みつけられる。泡の中では複数のオスの精子が雌が産んだ未受精卵をめぐって激しい競争を繰り広げると考えられており、モリアオガエルの精巣の大きさが際立って大きいことの原因と推測されている。泡は表面が乾燥して紙のようなシートとなって黄白色の卵塊となり、孵化するまで卵を守る役割を果たす。
約1週間ほど経って卵が孵化する。孵化したオタマジャクシは泡の塊の中で雨を待ち、雨で溶け崩れる泡の塊とともに下の水面へ次々と落下する。孵化したばかりのオタマジャクシは腹部に卵黄を抱えているため腹が黄色をしているが、やがて卵黄が吸収され、全身が灰褐色となる。オタマジャクシは藻類や動物の死骸などを小さな歯で削りとって食べる。
オタマジャクシは1ヶ月ほどかけて成長するが、この間の天敵はヤゴ、ゲンゴロウ、タイコウチ、アカハライモリなどである。イモリは、幼生が泡巣から落下する時に、その真下で待ちかまえていて、落ちてくる幼生をぱくぱく食べる。前後の足が生えてカエルの姿になった幼体は上陸し、しばらくは水辺で生活するが、やがて森林で生活を始める。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 451

Trending Articles