2月23日(日曜日) (夜の部)
今夜は京都山科「ライブスタジオ58」で、沖縄ロックの重鎮 「城間健市」 さんのライブです。城間健市さんは、3ヶ月に一度関西ツアーにやってくるので、ライブに行くのを楽しみにしています。何と言っても4オクターブの声域と、並はずれた声量を持つケンチャンは聞く人を魅了します。
醍醐寺で「餅上げ力奉納」を見学し終えると4時前です。車を置きに家に帰えれば、置いて直ぐに電車に乗って来なければなりません。今夜は酒を飲まないで、ライブを楽しむことにしました。醍醐寺から「ライブスタジオ58」までは20分ほどです。マスターの経営している美容院に顔を出し、近くの駐車場を聞きました。「私の車をどけるから、そこに置いていいよ」の有り難い返事が返ってきました。ライブスタジオを開けていただき、留守番をするつもりの所に、城間健市さんからマスターにメールが入って来ました。昨夜は高松の「琉球御殿」でライブをやり大阪に到着するも、沢山の荷物なので早めに到着します。ヨロシクお願いしますのメールでした。「了解しました」のメールを返すと、すでに山科駅に到着し、一休みのようです。「ゆみちゃん一緒に迎えに行こう」とのマスターの誘いで山科駅へ。「ケンちゃん立っている」「どこ?」。目の前に止まるも、ケンちゃんは気がつきません。いつもはマスターが1人なのに、横に私が座っていたので、違うと思っていたようです。沢山の荷物を持ってのライブ移動は大変です。トイレに行く時も、置く場所に難儀しているとのこと。
城間さんはスタジオに入ると、音響器材をセッティングし、リハを始めました。この間に食べておこうと、隣のラーメン店「天」で、ラーメン並を食べました。
スタジオに帰ると、一応準備は出来たようです。スタートまで1時間半有りましたが、談笑していると瞬く間に時間は経ちます。スタートの7時半近くになると、顔馴染みの皆さんが次々にやってきます。おとなしい「つっしー」さんは、旦那さんと隅っこに。元気印しの梅本チームはテーブルに。これは珍しい。祇園「新右衛門」の常連客の元気な兄さんが、男同志で見えました。
60代仲間の豊里さんも、ライブで本当によく顔を合わせます。好みのミュージシャンが似ているようです。田原アリさんもお久しぶり。いつもは旦那さんと一緒ですが、体調が万全でなく明日は仕事なので、今夜は大事をとって留守番とのこと。
7時半過ぎからライブは始まりました。「ケンちゃんで~す!」の威勢の良い声が。「初めての方は?」の問いに4人の手が上がりました。
前半11曲は、ロックとはほど遠いような、きかせる歌の多いこと。初めてのお客さんの、「歌が上手だこと」の一声にケンちゃんは絶句しております。
水戸黄門であれば、「控えろう!このお方を誰と心得ている。4オクターブの声域と、並はずれた声量を持つケンチャン様にあらせられるぞ!」の声が聞こえてきそうです。「はっはっ・・・」の声でなく、笑いの「はっはっはっは!」は絶えず聞こえて来ます。
この弾ける笑顔は、どなたもステキです。とにかく今夜は、かってないほどの大盛り上がりのライブです。
後半は、ほとんどの曲で、掛け声と手拍子が小さな箱に鳴り響きます。打てば倍返しとはこのことです。ケンちゃんの絶妙なトークは笑いを切らしません。極端に言えば、歌半分、トーク半分の感じです。
余りにもおかしくて、笑い転げて涙をハンカチで拭くメガネの女性もおります。
入り口からステージまで3メートル未満の小さい箱は、一体感を生み最高の空間となります。お初にお見えの方も30代と若いので、ケンちゃんの振り付け指導も直ぐに覚えます。
小学生も11時になると言うのに、一緒になって楽しんでいます。
二部の途中でお見えの宇治市の中川さん。ウチナンチューです。久しぶりでしたが、挨拶を交わすことなく、10時過ぎにお帰りになりました。1時間は楽しんでいました。旦那さんか誰かが体調が悪いのかな?円山音楽堂のステージで、カチャーシーを踊るくらいノリが売りのお母さんです。後ろ髪を引かれる思いで、お帰りになったと推察致します。アンコール!アンコール!の声に心良く応えるのがケンちゃんです。前回ライブのとき、最終電車が途中止めで、大阪まで無かったので往生したことを知っています。私が駅までケンちゃんを送ることを決めていたので、同じことが起こりはしまいかとハラハラドキドキです。
アンコール曲は1曲で終りません。アンコール!アンコール!でまたまた歌います。これで終わるかと思えば、ケンちゃん自ら「Hang Tough」を歌います。この歌は、ケンちゃんが東京で活動していた頃に、高校野球で沖縄のチームが甲子園に出場したとき感動して、作詞作曲した歌です。最後の「チバチリヨ~」と囁くような声がいつまでも耳に残る素晴らしい歌です。
ケンちゃんも、今夜のお客さんのノリに乗せられて、時間を忘れてしまいそうな楽しいライブでした。
ライブが終わると、梅本チームの皆さんはステージに勢ぞろいをして記念撮影です。
梅本チーム長のお名前は”すみこ”さんです。名前に反して、これが1枚では済みません。このカメラで、このカメラでと続きます。スミマセンの言葉は有りませんでしたが、ようやく済みました。時計を見ると11時15分です。「ケンちゃん最終電車に間に合わなくなるよ!」とせかせてようやく終りました。器材の片付けも結構時間がかかります。急いで10分ほどかかりました。京都駅まで車で15分ほどかかり、11時40分過ぎに到着。大阪駅までであれば最終電車は有りそうです。「お疲れ様!」の言葉を交わし見送りました。次回のライブスタジオ58でのケンちゃんライブは、3ヵ月後の5月18日です。その前に、今週の28日には祇園「新右衛門」で有ります。
歌とトークは抜群です。笑って笑っての楽しいライブを保証いたします。未体験の貴女。是非一度体験してください。一度行けば次も行きたくなるのが、「城間健市」さんのライブ。
ケンちゃん今宵は有難う!!お疲れ様!
マスターもママさんもお疲れ様。
前半一部(7時半~9時)
(1)熱くなれもっと
(2)海ヤカラ
(3)テンヨー節
(4)サンキュー
(5)燃えろファイヤー
(6)サーサ
(7)妹
(8)思い出
(9)ワンダフルナイト(カバー曲)
(10)ヘビーエイサー
(11)誓い
後半二部(21時20分~23時)
(1)MABUI(マブイ)
(2)MAJI
(3)(CCRの曲)
(4)二人ぼっち
(5)島思い
(6)もうちょっぴん頑張って
(7)龍神ガナシー
(8)咲かせてバンバン
(9)ダイナマイト
(10)クイチャー(宮古民謡)
(11)ケンボでマンボ
(12)KETCHA-MBA
(13)you're shock
(14)Hang Tough
【プロフィール】
1961年11月8日
石垣島生まれ。 実家が料亭だったため、民謡や歌謡曲を子守唄がわりに聴いて成長し、小5の時フォークに目覚める。
中学校時代 :ハードロックに目覚めギターを始める。
高校生時代 :Liveのテープが後の高校生達の間で伝説のハードロックヴォーカリスト、ギターの端から端まで声の出るアーチストとして有名になる。
上京後にプロになる事を決意しハードロックバンドでヴォーカリストとして活躍。抜群の歌唱力をかわれ、日清焼そばUFO等々TVやラジオCM等もこなし音楽面では、BEGIN、大島保克、ディアマンテス、日出克など数多くのアーティスアルバムに参加。ハードロックバンドの解散後、友人BIGINの紹介で古見健二と出会う。
1993年
アコースティックバンド「Ken's Club」を古見健二と結成する
1997年
泡盛「しずく」のCMで反響を呼んだ「思い出」を、シングルCDで発表。( ギター:古見健二アレンジ:日出克)オリオンビアフェスタなど様々なイベントに出演。
2000年
ファーストアルバム「Ken's Club」を発売。 Ken's Clubの活動と平行して、島の心を表現したソロ活動も行う。
2001年
東京から沖縄へ活動拠点を移す。 「天と海の境」久米島の久米仙の 天気予報で起用される。 (作詞:名嘉睦稔氏、アレンジ:日出克)
2002年
ファーストソロアルバム『THE VOICE OF SOUL』を発表。(発売元:スタジオ響) 収録曲の多くが、琉球國祭り太鼓や創作芸団レキオス等、 太鼓団体に起用される。
2003年
オリジナル曲「島うむい」を民謡歌手 島幸子へ提供。
2004年
沖縄の大イベント、JTB「杜の賑わい」(?05ユ)、「1万人エイサー踊り隊」出演。
2005年
阪神・淡路大震災10周年記念事業「琉球古典舞踊と現代音楽のコラボレーション」に出演。
「POWER MUSIC FESTIVAL[INDIES in OKINAWA 2005]」で、紫のゲストヴォーカリストとして LOUDNESS、BOWWOWと共演。
6月 2ndソロアルバム『THE VOICE OF KING』を発表。
第14回YOSAKOI ソーラン出演後、恒例となる『東京ツアー』を開始。(現在進行中)
2006年
5月 インターネット番組(Netlive提供)城間健市の『しゃべれ場うたえ場』開始。
2007年
1~2月 東京ツアー『夜をどみぃんがせ』(Netlive提供)を敢行。特に新宿スペース107 でのコンサートはエイサーに飽き足らずクラッシツクバレーとジャズダンスのコラボも大成功で大盛況を得た。
3月~8月 『フリマガアグレ』のCMに歌とロボット役で好評を得る。
2008年
二ューアルバムの制作に取りかかる。ブラジル移民100周年記念公演『創作歌舞団美』のゲストボーカリストとして3週間のブラジルツアーを敢行し大好評を博す。
2009年
4月 城間健市の『しゃべれ場うたえ場』が100回を迎える。7月 沖縄の恒例のROCKイベント27thPEACEFUL LOVE Rock Festival 2009に出演し日本人離れしたボーカルでRockファンを圧倒する。
9月 待望の3rdアルバムの発売。
2010年
4月 調布グリーンホールでワンマンライブを行う。
6月 トルコ5都市6回公演に出演
9月 上海万博博覧会の公演に出演
10月 沖縄で大人気のヒーロー、琉神マブヤーのミニアルバム2の「龍神ガナシー~ニライカナイの勇者~」でヴォーカル参加
2010年は県内外はもちろん、海外公演にも多く出演し精力的に音楽活動を展開。
2011年のKEN1CHの活動にも目が離せません!